台風19号は、関東に甚大な被害をもたらしました。

1947年(昭和22年)に発生したキャサリン台風では、利根川、荒川、渡良瀬川の堤防が決壊し、群馬県、栃木県、埼玉県、東京都など、関東全域に亘り家屋損壊・浸水などによる被災者は、40万人を超えたといわれています。その様子を覚えている足利市の70代の方が、その時の様子を語ってくださいました。

あれから72年、人知の及ばない台風の怖さ、自然の恐ろしさを、まざまざと見せつけられた今回の天災でした。

ヴァイオリンのY.T.(小学5年生)さんが、全日本学生音楽コンクール東京大会予選を見事に突破し、サントリーホールブルーローズで開催された本選に進みました。

全日本学生音楽コンクールは、現在活躍している日本人音楽コンクールの多くが入賞している歴史あるコンクールです。

課題曲はモーツァルトの協奏曲 第３番 K.216 第１楽章、全員が同じ曲を演奏しました。小学生の部は、4年生から出場できます。

Y.T.さんは入賞こそできませんでしたが、モーツァルトの協奏曲を伸びやかな音で見事に演奏しました。良い経験をしましたね。

全日本学生音楽コンクールの前哨戦と言われている白寿バイオリンコンクールでも、昨年予選に合格し、本選に進みました。今後が期待される11歳です。普段は、良く食べのんびりしている子なのだそうですが、そのおおらかな性格をそのままに、焦らずゆっくり大器に成長していってほしいと願っています。

本当に色々なことが勃発した10月。健康で明るく、自分の使命を全うできる生活が普通に送れるのは幸せなことなのだと、改めて実感して次第です。

被災された方々の、１日も早い復旧を心からお祈り申し上げます。

＊写真は、即位の礼の日に東京に掛かった素晴らしい虹の光景です。