降水量が多く紫陽花が美しい梅雨を経て、今年はしっかりと暑い夏がやって来そうな予感。立葵が咲き蝉が鳴き始めると、草木の香りに咽ぶ本格的な夏がやってきます。

夏、暑く燃えているのは天候ばかりではありません。夏は子供達のコンクールの季節で、課題曲が開示されてから後、熱い熱い練習の日々が始まります。今年は早くも、もう既に予選通過の朗報が届きはじめている様子。

私が子供の頃は、頂点に君臨する全日本学生音楽コンクールのほか、殆どコンクールというものは存在しませんでした。近年は数多のコンクールがあり、それぞれのレベルに合わせて挑戦することができます。コンクールの場数を踏むことで、受験やコンサートに対しての恐怖心やストレスが最小限の状態の状態で挑めるのは、本当に羨ましい限りです。

これまで受けたコンクールにおいて輝かしい結果を残してきた中学3年生の小畑蒼大(ぐんま国際アカデミー)君が、群馬県ピアノコンクール最優秀賞を受賞したご褒美に、モーツァルトのピアノ四重奏曲第1番を演奏します。

一般社団法人《カメラータ ジオン》の室内楽オーケストラのソリストとの共演ということで、8月24日(土)14:00〜、上毛新聞社上毛ホールで室内楽のコンサートが開催されます。

過去数年間の《群馬県ピアノコンクール》各部門の最優秀賞受賞者の中から、更にオーディションで選抜された3名が出演します。

ピアノ四重奏曲のヴァイオリンパートを弾いてくださるのは、ソレイユの先生だった神山みどり先生で、中学生の小畑君を温かく盛り立てて演奏してくださることと想像しています。

中学生がプロの弦楽奏者と一緒に四重奏曲を演奏するなどという機会は、滅多にあるものではないので、是非、皆さんで会場に行き応援してあげてください。

若者のコンサート情報をもうひとつ。

東京藝術大学音楽学部ピアノ専攻1年生の鴨川孟平君が、8月4日(日)、ソレイユ総合音楽教室2Fホールにおいて、ピアノリサイタルを行います。
昨年8月の初リサイタルに続いての第2弾です。
限定35名入場可能、先着順、入場無料です。

暑い盛りですが、暑気払いにご来場をお待ちしています。

＊この記事は、2年前のものです。