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ソレイユニュース 2021年8月号

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夏のコンクールシーズンが始まりました。

 

今年は、2人の生徒さんがPTNAピアノコンペティションD級にエントリーしていて、6月から7月にかけて行われていた予選に出場し、二人とも無事通過することができました。

 

このコンクールは、各地で開催されている予選に2回チャレンジすることができるシステムで、2人とも2戦2勝、順調な滑り出しです。

 

PTNAピアノコンペティションソロ部門は、難易度別にA級からG級、更にはPre特級、特級までのランクがあり、それぞれに年齢制限が設けられています。D級は中学2年生までが対象で、そのレベルであれば、小学生でもエントリーできます。

 

PTNAとは、(一般社団法人)全日本ピアノ指導者協会の略で、ピアノ指導者の指導力を研鑽・評価したり、ピアノ学習者に成果を発表するステージを提供したりなど、ピアノ学習を取り巻く様々な事柄を様々な角度から支援する団体です。

 

ピアノ指導者ての支援も勿論ですが、ピアノを学習する人たちを育てる意識が高いのでしょう、PTNAのHPを開くと、“ピジョン”というページに『音楽で培われる「人間力」を社会に。』というタイトルで次のようなことが書かれています。

 

*自らの課題を知る俯瞰力

*目標を設定し、練習を組み立てる計画力

*地道な練習をできるまで繰り返す忍耐力

*楽譜を正確に読み解き、言外のことまで紐解く高い読解力

*歴史を知り、作品の背景や構造を追求する探求力

*ステージの上、たった一人で「自分」を魅せる表現力

*そのための、並々ならぬ集中力と精神力

*ピアノ教育の中で沢山の子供たちが、社会を力強く生き抜いく人材に育っていくこと

*そしてその人材が、次の世代の人材を育てる存在になり、社会を育む循環を創ること。

 

私たちが言い続けている“音楽教育を通して生きる力を持つ人を育てる”という主旨と同じ内容が書かれていることに驚いています。

 

ピアノ学習を通して、人生に必要な全てが学べる、という訳です。

 

ピアニストを育成することだけを目標にしたコンクールではない、人間形成のための教育、という主旨のためか、このコンクールでは、2018年 特級グランプリ受賞の角野隼斗(youuber かてぃん)さんのように、一般大学に通いながらコンクールに挑戦し続ける人が多いコンクールとしても有名です。

 

因みにピアノyouuberとして大人気の“かてぃん”さんは、皆様もご存知の通り、東京大学工学部卒業、同大学院修了のバリバリ理系男子です。

 

その他にも、名古屋大学医学部医学科に在籍中の沢田蒼梧さんも、PTNAの常連。

 

自らの課題が分かり、計画力と忍耐力と読解力と探求力があり、高い表現力と集中力を持っていたら、どんな世界に進んでも大成功すること間違いないでしょう。

 

現在、東京オリンピック2020が開催されていますが、オリンピック選手同様、音楽を通して小さい頃から努力を重ねて、自らの能力に磨きをかけ、どんなことが起こっても、力強く社会を生き抜いていける人に、日本の子供たちは育っていってほしいと願っています。

 

暑い夏、目標を持って頑張りましょう❗

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