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ソレイユニュース 2022年3月号

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今年に入って、我が家の隣にある高山神社に初参りに行きたくなり、1月中頃、行ってきました。

 

以前このエッセイの中にも書いたと思いますが、高山神社は2014年12月30日に放火により全焼。しばらく焼け跡のみの悲惨な状態で、最近、石造りの小さな小さなお社が建てられました。

 

階段200段の上に聳え立つ黒光りする神明造りの何とも立派だった焼失前の社殿を、物心つく前から毎日駆け上がっては眺めていた私にとって、土台だけになった焼け跡を見るのは本当に辛いことでした。

 

この日も、久し振りにゼイゼイ言いながら長い石段を登り切り、南西に沈む夕陽を見ながら、焼け跡や昔よく遊んだ獣道の入口などを探してうろうろしていると、ある方に声を掛けられました。訊くと、新しく祢宜になられたという高山神社の神主様でした。

 

五十嵐勝美さんとおっしゃる禰宜様は、埼玉県の小学校の校長先生を退職された後、神職に憧れ、國學院大学大学院に進学、修士課程修了と同時に神職になられた方で、高山彦九郎(高山神社の祭神)と渋沢栄一の研究をしていらっしゃるとのことでした。大学院在学中に、高山神社焼失の話を國學院大学の教授から聞き、奉職するに至ったと話してくださいました。

 

金山や高山神社のある天神山の辺りは活断層があるため、エネルギーに満ちた土地であること、呑龍様の龍が地下を潜って龍舞町で舞い、妻沼の聖天様で外に出てくる凄まじいエネルギーを有している、と熱く語る禰宜様。そのようなエネルギーがある土地だからこそ、新田義貞、足利尊氏、渋沢栄一、荻野吟子などの偉人が生まれ、中でも高山彦九郎が偉人中の偉人だと興奮気味に説きます。

 

子供の頃から高山神社に通い、高山彦九郎について色々と読んできたものの、“寛政の三奇人”などという褒めているとは思えないような形容で語られる彦九郎伝に、私は誇りを持てないでいました。しかし、彦九郎は、江戸幕府時代に、尊皇論を説き、林子平、上杉鷹山等とも交友を持ち、京都では、岩倉具選(岩倉具視の4代前)の屋敷に寄留して光格天皇にも拝謁。薩摩藩にも出向いて説を広め、後の吉田松陰や西郷隆盛等の勤王の志士に多くの影響を与えた人物だと、五十嵐さんは説明されました。

 

太平洋戦争後、尊皇思想が禁忌事項になったため、彦九郎は忘れられた存在になったのだと思いますが、あれ程立派な神社が建立されたのは、明治以降の日本政府や皇族方から多額の寄付にあずかったからのようです。

 

今、この時代、天皇家を大切に守りながら日本を存続させていくためにも、彦九郎の功績は語り継がれなければいけない、と地元民として考えます。

 

五十嵐氏は、社殿を再建し、子供たちや市民が学び遊ぶ幼稚園や公園を造営し、天神山全体をひとひの憩いの場にしたい、と壮大な構想を話してくださいました。

 

そのプロジェクトの第一段階は、社殿の再建です。

 

上毛新聞でも報道されましたが新国立競技場を設計した隈研吾さんに再建の旗頭になっていただくプロジェクトが立ち上がりました。

 

クラウドファンディングなどで資金を集めるのだそうです。

 

おひとりの熱い思いは、岩をも動かします。

 

素晴らしい神社と、新しい天神山丘陵が完成するのは時間の問題でしょう。五十嵐さんの熱血プロジェクトを心から応援していきたいと思います。

 

橋本凛さん(群馬大学共同教育学部付属中学校)さんが、高崎経済大学附属高等学校普通科芸術コース音楽系に合格しました。ソレイユ総合音楽教室の熱い思いもメラメラと燃え続けています。

 

嬉しい春のニュースが続々届きはじめました❗

 

 

 

 

 

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