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ソレイユニュース 2022年6月号

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先日、藝大生4人による弦楽四重奏を、太田ロータリークラブの例会にお呼びするお手伝いをしてきました。

 

メンバーは、佐々木つくしさん(1stヴァイオリン)、東條大河さん(2ndヴァイオリン)、衛藤理子さん(ヴィオラ)、泉優志さん(チェロ)の4名。

 

佐々木さんは第87回日本音楽コンクールヴァイオリン部門第2位及び聴衆賞受賞、泉さんは第89回日本音楽コンクールチェロ部門第3位及びE.ナカミチ賞受賞、東條さんは第88回日本音楽コンクールヴァイオリン部門入選という、日本音コン覇者たちによる実力派カルテットです。

 

モーツァルト作曲『アイネ・クライネ・ナッハト・ムジーク』、ハイドン作曲 弦楽四重奏曲『ひばり』、ボロディン作曲弦楽四重奏曲第2番という、比較的馴染みのあるものから、知る人ぞ知るクラシックの名曲までというプログラムをお楽しみいただきました。

 

太田ロータリークラブのおじさま方は、《音楽の夕べ》と銘打たれた会ということもあり、飲食をせず、太田ロイヤルチェスターの豪華な空間の中で、それはそれは静かに鑑賞してくださいました。

 

アンコールとして、オーストラリアの非公式の国歌として知られる『ワルチング・マチルダ』の演奏が終わると、ロータリアンの紳士淑女の皆様から温かい拍手が。

 

弦楽四重奏は、いわゆる玄人好みの音楽形態で、日本では会食のBGMとして用いられることはあっても、中々それだけを聴くことはないので、ロータリーの面々にとってはキツい体験だったかもしれませんが、静かに良いマナーでお聴きくださったことに、心より感謝申し上げます。

 

弦大国 日本、ヴァイオリニスト、チェリストたちのレベルが高く、国際コンクールで日本人が軒並み1位などの成績を残していることに鑑みても当然といえば当然ですが、室内楽部門でも、日本チームは好成績を残していて、ミュンヘン国際コンクールでの『葵トリオ』(ピアノ・ヴァイオリン・チェロ)優勝などは、記憶に新しいところです。

 

残念ながら解散してしまったけれど、アルバン・ベルク四重奏団というグループが、20年前まで活動していて、初めてその演奏をCDで聴いた時には、その迫力ある音楽表現に、それまで持っていた室内楽のイメージが刷新されたのを衝撃的に覚えています。

 

最後の世界ツアーで高崎に来たときに、生で初めて聴くことができましたが、やはり素晴らしいものでした。

 

小さかった息子を連れて行ったのですが、その子がまだお腹にいるとき、アルバン・ベルク四重奏団のモーツァルトの弦楽四重奏曲を毎日聴いてとても幸せだったこと、解散をどれ程残念に思っているかなど、コンサート後のサイン会で彼らに伝えました。

 

雨の季節、雨で外に出られない時は、お家の中で室内楽を楽しむのも一案かもしれません。

 

アルバン・ベルクとてもお薦めです。

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