6月12日(土)、東京藝術大学音楽学部附属音楽高校で行われた、卒業生のための《フレッシュコンサート》に行ってきました。
藝高には、“響親会”という名称の卒業生の保護者会があり、その響親会と藝高の共催で催されたコンサートでした。

昨年、藝高62期生のコンサートが開催されるはずでしたが、コロナ感染予防のため中止になり、今年は、62期と63期のふたつのコンサートを、13:00からの部、15:00からの部と、続けて行うという強行軍。

しかも連日の暑さにも拘わらず、数日前から冷房が故障、近所迷惑になるからと窓も開けられない状態での開催で、熱中症を発症する方がでるのでは、と心配しました。

しかし、待ちに待った仲間との演奏と再会に出演者たちは始終楽しそうでしたし、練習場所の確保に苦労していたとは思えない(コロナ予防のため藝大での練習禁止は続いているのです❗)完成度の高い情熱的な若者の演奏に、入場制限のため50名しか入れなかった観客も感動、笑顔が絶えないコンサートとなりました。出演者も観客も、汗をダラダラかきながら、元気いっぱい❗音楽を演奏する喜びと、それを聴く喜びを、心の底から満喫した１日となりました。

若い人たちが、真剣に、喜びを胸に奏でる音楽って、本当に素敵です。

コロナ禍だからこそ感じる、この幸せ。

思うように発表の機会が得られなかったこの1年のことを忘れず、１回１回のチャンスを大切に、これからも演奏していってほしいものです。

コンサートを開催してくださった藝高の先生方、並びに響親会の皆様、有難うございました。
皆様お疲れ様でした❗