ソレイユニュース 2025年1月号
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新年明けましておめでとうございます。
どこまでも続く晴れやかな空に初日の出が美しい元旦、新しいことが始まると言われている巳年の幕開けは、良いことが重なる予感でいっぱいです。
12月22日(日)、11月まで蚊が飛んでいたことをすっかり忘れる西高東低の気圧配置下のからっ風が吹きすさぶ中、太田市民会館スタジオでクリスマスコンサートが開催されました。
毎年、クリスマスコンサートに向けて仕上がりが遅い生徒さんたちとの特訓をしたり(今回は初出場の人が多かった❗)、合奏の練習に付き合ったりし、一人一人の演奏に保護者のような緊張感をもって臨むため、良い演奏を聴くと感極まってしまいます。今年も弦楽合奏に感動し、最後泣きながらのご挨拶。涙腺の脆さをまたもや露呈してしまいました。
今年は幼稚園児年中の生徒さんから大人のクラスの弦楽三重奏まで、多彩なプログラムを聴いていただくことができました。声楽の生徒さんの多くが受験生のため、今年の声楽アンサンブルは残念ながらお休み。その代わり受験生たちの成長した演唱をお楽しみいただけたことと思います。
クリスマスコンサートが終了してから、暮れに残った仕事とお正月の準備に追われ、休めたのは1月2日だけでした。お蔭様で体調を崩すことなく忙しい日々を乗り切り、たっぷり作ったおせち料理を食べながら、今年は新しいことを始めてみよう❗と思い立ちました。
思いついたのは語学学習です。
さて、どの言語を選択しましょうか。英語かイタリア語かフランス語か。それとも新しい言語でも始めてみましょうか(ドイツ語は大学1年の時、初級だけ取得した)。本を読むことを目標にしようと決め、何冊か読みたい本が購入してあるフランス語に取り掛かることに。
まずは、錆びついている文法から開始(大学時代から使っている2冊の文法の参考書が座右の書です)。何十年も読み返しているので、意味は掴めるけれど、動詞の活用は覚え直し必須。現在形、未来形、複合過去、半過去、大過去、条件法、接続法・・・、それぞれ動詞の語尾が変化する上、一人称、二人称、三人称(勿論、単数と複数あり)で変化形が違うためかなりややこしい。代名詞も忘れているし、単語の絶対数が全く足りていない。やるべきことは沢山あります。
何となくおしゃべりはできたけれど、本を読まないときちんとした話ができないため、60の手習いで基礎からしっかり勉強です。
毎日30分は必ず勉強すると決め、続けられたらまたご報告します。
最近、新しい生徒さんが入会されているので、練習時間について一言。
音楽での進学を考えている人は、少なくても毎日練習してください。よく言われるのは、歯磨きをしないと気持ちが悪いように、練習も毎日しないと気持ちが悪い、というような状態にもっていくこと。
始めたばかりの幼児などは、例えばピアノでバイエルの冒頭あたりを練習するのに、1曲15秒から30秒、5回練習して2分、左右片手ずつの練習を加えて3倍の6分、合計3曲で15分から18分くらい。そのような練習をインターバルなしでできれば15分くらいで済むけれど、席を立ったり、弾きたくないとぐずったり、お水を飲む、トイレに行く・・・、あっという間に30分くらいは経過してしまいます。
もう少し年齢が進むと、弾けない箇所を数小節抜き出してゆっくり練習したり、弾けない箇所の前後から丁寧にさらうなどの練習をすると(はじめから最後まで通して弾くだけではない)、曲の長さや難易度によっては、数時間必要になってきます。練習方法を考えながら要領よく練習できれば、数十分で済む人もいるかもしれません。
私の知っているヴァイオリニストの中には、中高時代、休みの日は1日17時間練習していたという強者もいました。ピアニストは、1日10時間くらいがMAXと言っている人が多いですが、1日10時間は殆ど全てのピアニストが経験する普通の練習時間です。
要領の悪い私は、受験期に1日8時間くらい歌の練習をしていました。
1週間のうち、数日練習するのではなく、歯を磨くように毎日練習する❗これが肝心です。
今年は“毎日練習”を是非習慣にしてみてください。
今年も良い歳でありますように。
今年も宜しくお願い申し上げます。