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ソレイユニュース 2019年12月号

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「先生は何語が話せるのですか?」

 

今週、何人かの人から訊かれました。

 

「イタリア語とフランス語が話せます。」

 

とはいえ、日本で暮らしていると、語学力は低下の一途。4月から、息子が勉強するからと、NHKラジオ講座『まいにちフランス語』のテキスト&CDを毎月購入していて、最近またフランス語が身近になってきました。

 

外国語とは全く無縁の家で育ち、中学生の時から声楽を始めたことで、イタリア語、フランス語、ドイツ語に少しずつ触れるようになりました。

 

大学の声楽科は、少なくとも2言語以上の単位取得が必要だったため、在学中、イタリア語、フランス、ドイツ語を必死で勉強しました。

 

ジュリアード音楽院に進学するつもりだったので、英会話は、ベルリッツで2年間、個人レッスンに通いました。

 

ミラノ留学から帰国した大学院の先輩が、オペラを勉強するならミラノでしょ❗と力説するのに感化され、ベルリッツのクラスをイタリア語に変更し、1年間みっちり個人レッスンを受け、ミラノ留学の準備をしました。

 

イタリアでは、イタリア人女性とルームシェアをし、毎日面倒見のよいその人からイタリア語のレッスンを受けることができ、日常会話はあっという間にできるように。

 

イタリア留学中はイタリア人だけど付き合うこと、という中学時代から師事していた伊藤京子先生の教えを守り、イタリア留学中は友人はイタリア人だけ。2年前、20年振りにイタリアに行った時もすんなり話せたのは、イタリア語三昧のあの時代のお蔭です。

 

一方フランスに住むようになったのは、藝大同門の先輩、ソプラノの浜田理恵さんに誘われたためでした。

発声に悩んでいた私は、発声の良い先生がいるからパリに来た方がよいよ、というお誘いを、天からの啓示と受け止め、すぐ様パリへ。

藝大時代は、フランス歌曲の大家である中村浩子先生に師事していたので、パリには同門の先輩後輩が大勢いて、パリ市立コンセルヴァトワールに在籍していた3年間、一軒家を借りて、入れ替わり立ち替わり何人かの同門の方たちと暮らしました。

 

家の外では勿論フランス語ですが、家に帰ってくると日本語三昧。フランス人マダムのクラスに習いに通っていたものの、イタリア語のように身につかなかったのは、日本語の馴れ合いの中で暮らしたためでしょう。
充分に身に付かなかったという思いから、フランス語を勉強し続けたいという強い願望が残っています。

 

ラジオフランス語は、簡単な入門文法が半分、中級程度の文章が半分、CDならば放送時間を選ばす聴くことができます。

 

フランス語は、カミュ、スタンダールなどの有名な小説が日本語で解説されている本なども沢山出版されていて、勉強する環境が整っていますが、ラジオフランス語では、今時の流行や時事問題なども取り上げられていて、フランスの今を知るのに役立っています。

 

ボーッとしていたら、あっという間に人生終わっちゃうわ、チコちゃんに叱られないように(古い?!)、重い腰を上げましょう❗

 

外国語は世界を広げます。

 

思い立ったときがはじめ時ですね。

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