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ソレイユニュース 2020年2月号

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  • 1月26日(日)、日暮里サニーホールで『TRIO CONCERT』が開催されました。

 

当教室卒業生の鴨川孟平君と、東京藝大附属高校からの同級生の藝大生3人による、フルート・ヴァイオリン・ピアノの室内楽コンサートでした。

 

室内楽というと、ヴァイオリン2丁、ヴィオラ、チェロの編成の弦楽四重奏が有名です。室内楽とは、少人数のアンサンブルという意味なので、弦楽器だけでなく、管楽器も加わり編成されることもあります。

 

藝高というところは、40名のクラスメイトの専攻が、ピアノ・弦・管・邦楽と様々で、年に何回も自主的な編成による室内楽のコンサートが企画されていました。ある程度個人個人の実力がある上で、アンサンブルが気軽にできるというのは、音楽的資質を高める上で大変重要です。

 

高校3年時に藝高のコンサートで、ニーノ・ロータ作曲の《フルート・ヴァイオリン・ピアノによる三重奏曲》に挑戦した3人は、時間の都合で全楽章を演奏できなかったことを残念に思い続けていたようです。

 

前述したニーノ・ロータの他、ピアノのソナチネやフルート曲で有名なクーラウ、チェコの作曲家マルティヌー、ロシア5人組の1人、キュイというあまり馴染みのない作曲家の三重奏曲ばかりを集めたコンサートでしたが、近現代中心の作品ながら、耳あたりの良いお洒落な曲が多く、1時間はあっという間に過ぎていきました。

 

日本学生音楽コンクール東京大会1位・3位・奨励賞の3人なので、基礎力は認められているところですが、1回6時間という練習を何度も取り、数ヶ月に亘って練り上げた演奏は、充実した音色と息の合ったアンサンブル、情熱的な演奏で、感動的なものとなりました。若者のやる気とエネルギーに満ちた演奏はいいものです。

 

ソレイユ総合音楽教室からは、生徒さんたちが大勢聴きに来てくれました。

 

『TRIO CONCERT』と谷中の散策を組み合わせたバスツァーも決行❗朝9時に出発し、朝倉彫塑館を鑑賞、谷中スギウラでフランス料理のランチを堪能していただき、その後コンサートを鑑賞。帰りのバスの中では、正岡子規や夏目漱石が通い『我輩は猫である』にも書かれ、ドラマ『坂の上の雲』にも登場した“羽二重団子”お団子と、上野広小路の井泉で修行し館林で開業した“かつ将”の美味しいかつサンドがお土産という、美味しい楽しいをぎゅっと詰め込んだツアーでした。

 

朝倉彫塑館は、大隈重信像の作者で藝大名誉教授の朝倉文夫氏のアトリエと住居跡を美術館として解放している施設で、コンクリート造りのアトリエと数寄屋造りの住居が融合した見事な空間に、氏の彫刻作品が点在しています。武蔵野台地の端(最寄りの日暮里駅の高低の落差を見るとそれがよく分かります)で、水が噴出するのを利用した大きな池を囲んで、立体的に家が配置されているのも美しい佇まい。

大分県出身の朝倉氏は水辺の環境を好んだのだそうで、清涼な池に悠々と泳ぐ鯉が気持ち良さそうでした。

 

フランスの星つきレストランで修行した本格的なフランス料理も満喫していただき、ツアーも無事終了❗

 

ツアー企画は楽しいもの。また機会がありましたら皆様に喜んでいただけるツアーを企画していきたいと思っております。

 

楽しい寒中のお話でした。

 

 

 

 

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