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ソレイユニュース 2023年2月号

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  • ソレイユ総合音楽教室は今年40周年を迎えます。

 

40年前というとバブル目前だったけれど、不景気ですね、と人々は挨拶し合っていました。

 

戦後、物のない時代を越え、高度経済成長で一気に生活が向上するかと思いきや、昭和48年に起きたオイルショックで経済は一気に下降、歌謡曲も暗い歌が流行っていました。

 

私が小学生だった頃、クラスの何人かの女の子がピアノを習っていて、習い事はそろばんが主流でした。

 

勉強塾が太田にできたのは私が中学に入学する頃で、勉強は学校で学ぶもので塾に行く必要はありません、と担任の先生が言っていて、友人たちは悪いことを隠すようにコソコソ塾に通っていました。

 

戦中戦後生まれの親世代は、戦争で様々なことを我慢して育ち、華やかなことへの憧れが強かったのでしょう、自分はできなかったバレエやピアノを子供達に習わせはじめました。

 

バレエは、教室に行き、集団で先生が指導する形式ですから、家での練習は必ずしも必要ではありませんが、ご存知の通り、ピアノは家での練習が大切です。

 

憧れで習わせてはみたものの、子供たちは全く練習しようとせず、ピアノの先生には叱られて帰って来て(当時のピアノの先生は厳しかったものです❗)、親たちは頭を抱えてしまっていました。

 

ソレイユ総合音楽教室を始めた頃、子供が練習しません、先生どうしたらよいのでしょうか?という電話がよくかかってきました。

 

自分の意思で勉強やピアノの練習をしなければいけない━━━、学校では、そのような自立した人物像が奨励されます。自発的に練習に向かわせるアイデアはないものだろうか、わたは随分考え、提案したものでした。

 

今となっては、練習させる方法は分かっていて、笑いながら効果的なその方法を伝授できますが、数十年前の連日押し寄せる練習しない、どうしよう❗の電話や相談の応酬は悩みの種でした。

 

20年程前から、練習しないのだけれど、という相談が少なくなってきたのは、親子が憧れから習わせる、というより、習いたいからレッスンに来る、という生徒さんが増えてきたためと思われます。ピアノに良い思い出がないお母様方は、無理やり習わせないからです。

 

子供たちが練習をするようになった現在でも、お母さんというものは悩みが尽きないようで、近頃、受験生を持つお母様方が、受験生であるお子様たちの体調管理やメンタルの調整に四苦八苦している報告が届いています(今年のソレイユ総合音楽教室の高校3年生は、全員勉強進学組です❗)。

 

お子さんが寒さから体調を崩したり、共通テストの出来に落ち込んだり、その度にお母様方が、一緒に苦しんでいて、本当にお母さんって大変❗と思います。

 

これからが受験本番、バランスの良い温かいものを食べ、身体を温め、鼻うがいをし、万全の体調で臨んでください。

 

春の訪れと共に朗報が届くことを祈っています❗

 

受験生の皆さん、頑張ってください❗

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