🎶カントロフ ピアノリサイタル🎶
アレクサンドル・カントロフピアノリサイタルに行ってきました。
2019年のチャイコフスキーコンクール ピアノ部門で優勝、全部門でのグランプリ受賞も記憶に新しい、フランス期待の新星です。
巨匠と言われるピアニストたちの、達観した演奏も素晴らしいですが、国際的なコンクールに入賞ホヤホヤの若いピアニストたちの、真剣でエネルギッシュな演奏は、聴いているこちらの血が逆流するような興奮を覚えます。
カントロフはエネルギッシュなだけでなく、普通は喧しくなりがちな難曲、リスト《ダンテを読んで》のオクターブを、見事に脱力したテクニックでサラッと弾き、煩さを全く感じさせませんでした。
ヴァイオリスト、ジャン=ジャック・カントロフを父にもつ、サラブレッド中のサラブレッドですが、確実にお父様の才能を受け継ぎ、素晴らしいテクニックで、自分の音楽を表出できる方のようです。
フランス人らしく自然体で(身だしなみを全く構わず)、若いのに汚い印象だっことだけが残念ですが、再来日の際には、また聴きたいピアニストにリスト入りです❗
今回のトッパンホールは満員で、初来日の期待の高さが伺えました。
来年の来日では、舞台がオペラシティタケミツメモリアルに大発展です。
期待大ですね。